ものづくりの考え|栄精機とものづくり

芝浦工業大学と連携したものづくりプロジェクト

川口市は鋳物の町として栄え、機械工業、木型工業など機械金属分野を中心に多様な中小企業の集積が進み、現在でも鋳物、機械および関連企業が集積する中小企業の町として我が国のものづくりにおいて重要な役割を担っています。

しかし、安価な諸外国の部分が現れ工場が減少→川口市が受け継いできた伝統技術が失われつつある

学生の専門分野と川口市の技術を掛け合わせることで、新しいものを作る。

川口市には、さまざまな機械製作技術を有した中小企業が存在し、これらの企業が連携することによって、大企業と同じように問題創出、開発・試作を発揮できると考えます。そこで本プロジェクトではシステム思考の工学を用いた演習を通じて、イノベーションを創出するためのアイディア創出、産学連携によるプロトタイピング、問題発見、開発を進めていきます。
この教育プログラムを実施することで、現実問題に対する問題発見のための方法論の実践、プロトタイプの作成、デザインレビューを通じたコミュニケーションスキルの向上が期待できます。

車いすを題材に~ストーリーのあるもの~

在学生に車いす利用者がおり、実際に危険な場面を目撃したことがあります。
そこでヒアリングをした結果、段差を上る際に恐怖を感じることがある、エスカレーターや階段を一人で利用することができないといった点が挙がりました。そこで、川口市の方々とのディスカッションも踏まえ、まずは、街中や建物に存在する段差を乗り越えられ、踏切を渡る際に溝に引っかからない機構を持った車いすを作り、階段もしくはエスカレーターを一人で利用できる車いすの作製につなげることが最善だという結果になりました。
(芝浦工業大学研究支援課談)

要求品質

車いすの機構案

芝浦工業大学特集ページ:http://www.shibaura-it.ac.jp/news/2014/40140433.html 別ウィンドウで開きます

川口のものづくりとコラボレーションの可能性

川口には「良い部品を作る」会社はとても多く、「良い製品を売る」会社があまり見あたりません。すなわち大企業製造業の部品製作パートナーが、自社製品をつくるメーカーと比べて圧倒的多数を占めています。 高度成長時代、東京の製造メーカーから隣接した地の利を生かしたひきもきらない部品受注に甘んじてきた川口の産業構造が起因していると考えます。現在の低成長時代川口の地場産業は街づくりと同様に東京に依存している体質からこれまでの技術を応用し、小粒ながらピリッとからい自主独立のメーカーへ脱却していくことが求められています。 つまりお客様へ加工機能の提供ではなく、価値そのものを提供していくのです。

もともと我々には、お客様と一緒に工夫しながら良い物を作っていこう(共創)というDNAがあります。また工程や設備・工事において自社に足りないところは同業他社と補いあう(補完)という習慣もあります。 製品の設計・デザインを得意とする仲間と共創できれば、我々の夢も現実に近づきます。

産学連携の試みはその一例です。大学とはシステム思考の工学を用いた演習を通じて、イノベーションのためのアイディアを創り出し、プロトタイピング・問題発見そして開発を共に進めていきます。
独創性・有用性・正確性・実現可能性などもデザインレビューを通して、適切に評価されていきます。

アベノミクスといわれる、国策(成長戦略)にもロボット事業ますますの拡大がうたわれています。
その他エネルギー・介護機器・中食関連など、成長マーケットにおいてその試み(コラボレーション)を具現化してまいります。
私は、受け身ではなく、自ら発信していくというビジネスが自社にとってまた大好きな川口にとって将来のステップに繋がると確信しています。